内視鏡画像診断支援システムを導入しました
内視鏡画像診断支援システムCADEYEとは、膨大な臨床データから深層学習を活用して開発されたもので、内視鏡検査における病変の検出と鑑別をサポートする機械です。CADEYEは、①病変検出支援機能 ②疾患鑑別支援機能 で構成されています。
一般的に胃がんなどは胃カメラ検査で観察しますが、病変が平坦であったり微細なものは発見が難しいため見逃してしまう恐れがあります。 当院では、AIの技術を用いて病変やポリープの検出や腫瘍性か非腫瘍性かを鑑別するサポート機能を搭載した「CADEYE™ (キャドアイ)」を導入して、病変の発見率を高め見逃しのない内視鏡検査を行っております。
病変検出支援機能は、内視鏡画面内にポリープなどの病変と疑われる箇所を検出すると、対象のエリアを枠で囲って表示するとともに、検出音を鳴らすことで医師の検出をサポートします。また検出した病変と疑われる箇所に近い内視鏡画面の外縁が点灯し、検査時の医師の視線移動を抑えます。
CADEYEまとめ
当院では、消化器内科内視鏡専門医と密に連絡をとりながら、胃カメラ検査をおこなっています。 AI技術を搭載した「CADEYE™ (キャドアイ)」を導入して、精度の高い内視鏡検査を地域のみなさまに提供しております。
診断事例のご紹介
ケース1
当院の胃カメラ検査で胃体中部大弯後壁寄りに隆起性病変(画面下の少し膨らんでいるところ)を認め、精査の結果初期胃癌と診断し内視鏡的粘膜下層剥離術を行った症例です。
ちなみに会社検診の胃のバリウム検査で異常を指摘されましたが、異常を指摘された場所は別部位でした。