院長ブログ
リフィル処方って本当に必要?
院長 辻川 雄
最近話題の「リフィル処方」は、診察なしで薬を何度か受け取れる制度です。通院の負担を減らす目的で作られましたが、実際の診療ではあまり使われていません。
私は、症状が安定している患者さんには1か月以上の処方をして、必要なときにしっかり診察する方法をとっています。リフィル処方だと、薬局に薬だけをもらいに毎月行く必要があり、結局「無駄足」が増えることも多いのです。
また、薬局とのやりとりや管理も複雑で、現場ではかえって負担になることもあります。薬の管理は制度で一律にするより、患者さんの状態に合わせて柔軟に対応するほうが安全で効率的です。
今後も、無理のない通院と安心できる診療を心がけていきます。