令和５年度から、内視鏡による胃がん検診を行っております。
大田区胃がん検診には、①エックス線検査と②内視鏡検査によるものがあり、
当院では内視鏡検査（胃カメラ）による胃がん検診のみを行っております。

受診期間

令和６年７月１日から令和７年２月末日（予定）

予約について

予約は医師が診察し、説明を行い承諾書にサインをいただきます。電話でのご予約はお断りしております。
ご予約の際には、①受診番号通知書　②健康保険証　③服薬中の方はお薬手帳をご持参下さい。

検診費用

自己負担金：1500円
※組織生検検査を行った場合は、追加費用がかかります。

以下の方は自己負担が免除となります。

（1）生活保護受給中の方
「生活保護受給証明書」原本を実施医療機関に提出してください。
（2）中国残留邦人等支援給付受給中の方
「本人確認証」を実施医療機関に提示し、写しを提出してください。

また、生検を行った場合には、別途で自己負担金が発生します。

対象者

区内に住所を有する50歳以上の方で、胃疾患に関する症状のない方。
①　2年に1回、胃内視鏡検診を受診できる。
②　内視鏡検診を受診した方は、翌年は内視鏡検査もエックス線検査も胃がん検診を受診することは出来ません。
③　胃エックス線検診を受診した方は、翌年どちらの方法でも胃がん検診を受けることが出来ます。
④　内視鏡検診とエックス線検診を同年度に受診することは出来ません。
⑤胃部分摘除後の方は、経過観察中以外は症状がなければ受診の対象となります。
⑥　ピロリ菌除菌後の方は、除菌後の年数にかかわらず検診の対象となります。ただし、除菌治療中や治療直後で経過観察中の方は検診の対象外となります。

検診の対象外となる方

①　胃内視鏡検診に関する説明に同意されない方
②　妊娠中の方
③　疾患の有無にかかわらず入院中の方
④　胃疾患で受診中の方（ピロリ除菌中の方も含む）
⑤　胃全摘術後の方
⑥　職場などで同等内容の検診を受診する機会がある方
⑦　前年度の大田区胃がん内視鏡検診を受診された方
⑧　検診を実施することが困難と医師が判断した方

検査を行うことが出来ない方

①　口頭、鼻腔などに重篤な疾患があり、内視鏡の挿入が出来ない方
②　呼吸不全のある方
③　急性心筋梗塞や重篤な不整脈などの心疾患がある方
④　明らかな出血傾向またはその疑いのある方
⑤　収縮期血圧が極めて高い方
⑥　全身状態が悪く、胃内視鏡検診に耐えられないと判断される方
⑦　検診実施に危険が伴うと医師が判断した方

内視鏡について

当院では、鼻から挿入する経鼻内視鏡と口から挿入する経口内視鏡のどちらも可能です。
大田区の胃がん検診においては鎮静剤の使用は原則認められておりませんのでご了承下さい。

胃内視鏡検査（胃カメラ）  当院では胃癌術後の内視鏡検査は実施しておりません。

胃内視鏡検査（胃カメラ）とは

胃カメラとは、先端に超小型ＣＣＤカメラが搭載されている電子内視鏡を口もしくは鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を内側からの様子をリアルタイムでモニターに映し出して病変の有無を確認する検査です。

内側の様子を単に観察するのみでなく、癌や潰瘍などの病変があった場合には、詳細に観察及び評価をすると共に、必要に応じて組織生検（粘膜の一部を小さく採取）を行い、病変が良性か悪性かを顕微鏡で調べる検査（病理診断）を行うこともあります。

当院の胃内視鏡検査の特徴

胃カメラには、鼻から細い内視鏡を挿入する経鼻内視鏡と、口から内視鏡を挿入する経口内視鏡があります。

☆抗血小板剤内服（血がサラサラになる薬）、鼻出血、鼻腔が狭い、痛みが強い場合は、口から行うこともあります。まれな合併症として、内視鏡挿入後に鼻粘膜が急激に腫れてファイバー抜去が困難になることがあります。

高精度AI搭載の診断支援システムを導入し、診断の精度を向上させる取り組みも行なっています。

詳しくは下記ページをご覧ください。

内視鏡画像診断支援システムを導入しました

胃内視鏡検査で分かること

こんな方は胃カメラをうけましょう。

• 心窩部(みぞおち)や上腹部の痛みのある方
• げっぷ、胸やけ、むかむか、胃もたれがある方
• のどや胸につっかえ感があるかた
• 上部消化管造影検査(バリウム検査)で異常を指摘された方
• ピロリ菌を指摘された方
• 体重が減ってきた方
• 貧血を指摘された方
• 過去に胃潰瘍・十二指腸潰瘍を指摘された方
• 40歳以上で胃内視鏡検査を受けたことがない方、、、

胃内視鏡検査で見つかる主な病気

• 逆流性食道炎
• 食道カンジダ
• 食道癌
• 急性胃炎
• 胃ポリープ
• 胃潰瘍
• 胃癌
• 十二指腸炎
• 十二指腸ポリープ
• 十二指腸潰瘍